誰かによって
誰かは産まれ
誰かの喜びによって
誰かは悲しみを得る
誰かが善意の抱いたのであれば
世界のどこかで悪意を抱く人もいるのかもしれない
そんな相反する出来事が
毎日
毎時間
訪れる瞬間瞬間に起こっている
そう考えられる世の中
何を思い
どう生き
何を考え
どんな選択をするのか
ひとそれぞれであります
もし喜びを感じている時間に
他人の悲しみを同時に理解できる人間がいたとしたら
それはすごいことなのではないかと思います
年を重ねて
それが同時にできるようになりました
喜びも一喜一憂するのではなく
喜んでいる時も
誰かを憂いていることのできる精神状態を持ち
そういう風にもしちゃんと生きられたとしたのであれば
ひとつひとつにちゃんと
感謝ができるようになるのではないかと
思うのであります
うまくいかなかったとき
他人のせいにはしない
というかできない考え方を抱けるときは
自分が苦労しているのであれば
誰かが助かっている感覚を持つ
そんな風に
相反する出来事を想像しながら過ごすことで
毎日
どんな時でも前向きにとらえ
生きていけるようになるのではないかと思います
そんな生き方が誰しもできれば
世の中はもっと良くなるのではないかと
そんな心境になります
だから
些細な出来事でも
それでいいと思えるようになるし
リスクを負って生活しなくても
逆に無理することもない
そんな風に余裕をもって生きられるのではないかと思います
誰かの成果は
誰かの失敗になり
誰かが勝利すれば
誰かが負ける
そんな世の中であったとしても
ちゃんとつながる経験としてとらえることができれば
ちゃんと前を向いて生きていける
人間とはそういう生き物であってほしいな
いやそういう生き物なんだろうなと
希望をもっていきたいものですね
誰かの希望は
誰かの絶望なのかもしれないですが・・・
